2016年12月15日木曜日

動画 弁柄漆を練る!&漆が乾かなくなったら?!

弁柄を練ったときに動画を撮ったので、
メモとしてYouTubeに置いておいたら、
ちょこちょこ見てる人がいるようなので、
こちらにも貼り付けておきます。

弁柄漆を濾す(動画 5分)


編集も何もしていませんので、
お見苦しい点はご勘弁を。

動画をご覧になって、ちょっとでも
おもしろかった or 参考になった~
と思ったら
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弁柄粉と漆の配合比は1:1です。


30分以上は練りますので、
この動画はおしまいの部分だけですが、
漆を濾して片づけるまでの部分が
珍しいのかもしれませんね。


濾した漆は、磁器の茶碗に入れます。
蓋に使っているのはパラフィン紙です。

製菓材料店や、
画材店(福岡なら山本文房堂赤坂本店)
などで入手できます。

我々は、制作シーズンの始まる初春になると、
蓋紙をいろんな大きさに切ってストックしておきます。

トレーシングペーパーでもOKです。
それから・・・
実は、漆の蓋にもっと良い素材を見つけたのですが、
また今度お話ししますね(^_-)-☆


さて、
こうして練った漆は、できるだけ半年以内に使い切ります。

いくら練っても、
色粉が徐々に沈殿しますので、
時間がたつと乾き色が黒ずんできます。

そろそろ危ないかな?というときは、
茶碗の底からしっかり混ぜてから使います。


チューブに入った漆も同様で、
ときどきひっくり返したりして、
成分が偏らないようにしましょう。

同じ向きでずーっと置きっぱなしにしておくと、
まだ使えるはずの漆が乾かなくなることがあります。
色漆だけでなく、すべての漆に言えることですよ。


先日、生徒さんから
購入して半年も経たない生漆が
乾きにくくなったと相談されました。

お話しを伺ったら、案の定、
ずっと置きっぱなしだったそうです。

そんなときは、
ある程度まとまった量をチューブから出して、
しっかり混ぜれば乾くようになります。

新しい漆(よく乾く漆)を混ぜても良いですね。

以上、ご参考になれば幸いです。



2016年12月14日水曜日

講師の展示会のおしらせ




まさに師が走る!

講師の「工房ぬり松、」が、
先月の個展に続き、精力的に活動中です。




現在、福岡市大名のギャラリーエンラセにて、
「塗る。鋳る。」展(ギャラリーHP)

こちらでは、過去のコンペ出品作を中心に展示中です。
公募展への出品を考えている方には、
たいへん参考になると思います。

貴重な機会をお見逃しなく!




来週は、ギャラリーおいしで
「集う」展に出品。

福岡の芸術関係者からランドマークとして親しまれてきた
ギャラリーおいしさん。

42年の歴史に幕をおろすことになりました。
本展は、その最後の企画展となります。



今までご覧いただいた展示会とは一味違った作品を
出品しております。

お忙しい時期ですが、
ぜひ、お稽古の帰りにでもお立ち寄りくださいませ。