カブれ除け祈願・・・
ではありませんぞ。
祭祀のときに手に持つ「笏(シャク)」に
すり漆をするためです。
思いもよらぬニーズがあるものです。
神事の持ち物ですから、天然漆がふさわしいですね。
笏って何だろう? という方へ、
『松尾大社の神像』という本に、
わかりやすい図がありました。
奈良~平安時代の正装だそうです。
儀式のときに威儀を正すため持つ板で、
象牙や木でできているのだそうです。
『淮南子』という書物には、
周の武王が剣のかわりに笏を持つよう定めた
と記されており、笏は中国発祥なのですが、
いつから日本で用いられたか、はっきりしないそうです。
聖徳太子の頃ではないか?
と考えられているようです。
↓東京国立博物館『法隆寺宝物館』 より
聖徳太子と言えば・・・
福岡市美術館で、『法隆寺展』開催中です。
法隆寺には、漆芸の銘品が多く伝わっていますが、
今回の展示は仏像、仏画が中心でした。
仏像好きの方はどうぞ。
6月1日までです。
さて、来月の開講日です
<金曜日:天神教室>
6月 6・20・27日
・・・9:30~12:00
<土曜日:姪浜教室>
6月 7・21・28日
・・・9:30~12:00
上記以外の日時に講習希望の場合は
ご予約をお願いしていますが、
ご希望に沿えない場合がございます。
何卒ご了承ください。