福岡市天神の新天町にあるギャラリー風で、
興味深い展示をしています。
九州大学の藤枝守先生による
サウンドインスタレーション。
石川県の七尾で採取した珪藻土を使っているそうです。
珪藻土を入れた水槽にマイクを仕込んで、
珪藻土が発する小さな音を聴くというもので、
ポコポコ ぷくぷく・・・と
珪藻土の内緒話を聞いているような
不思議な感覚でしたヨ(゚∀゚)
展示は3/2まで行われています。
珪藻土とは?
植物プランクトンの一種の珪藻(ケイソウ)は、
湖沼や湾内など、流れがゆるやかな水中に発生します。
有明海で養殖される海苔の色落ちの原因で、
ときどき発生してニュースになる赤潮、
あれも珪藻なのだそうです。
珪藻が死んで沈殿し微生物に分解されると、
ガラス質の殻だけが残ります。
長い年月のうちに、珪藻の化石が主成分の岩石が出来、
それを「珪藻土」と言います。
珪藻土は、壁土や七輪の原料として知られています。
表面に小さな穴がたくさんあいており、
炭のように空気を浄化する性質もあるのだとか。
最近は、消臭剤の原料に使われているものも見かけます。
全国に分布しますが、北海道、石川県、
岡山県、大分県、鹿児島県には鉱床があるそうです。
特に、石川県輪島市では、小蜂山の珪藻土を、
蒸し焼き・粉砕し、細かい粉末にしたものを漆に混ぜ、
輪島塗の代名詞である「下地」として使っています。
漆塗りの下地粉には、京都山科産の黄色っぽい
地の粉も使われますが、
輪島塗の“本堅地” 技法には、珪藻土でできた
輪島地の粉を用います。
さて、来月の開講日です。
<金曜日:天神教室>
4月 4・11・18・25日
・・・9:30~12:00
<土曜日:姪浜教室>
4月 5・12・19・26日
・・・9:30~12:00
13:00~16:00
※土曜日の午後は自習です。
講習希望の方はご予約ください。
あたたかくなってきたところで、
懇親会を企画しております♪
3月中にご都合をうかがいますので、
よろしくお願いします(^o^)