2013年11月15日金曜日

来月 12月の開講日

11月13日は「うるしの日」です。

平安時代、文徳天皇の第一皇子・惟喬親王が京都・嵐山の法輪寺に参籠し、
満願の日に漆の製法を虚空蔵菩薩から伝授された

という伝説をもとに、
日本漆工芸協会が1985(昭和60)年に、その満願日(11月13日)を
うるしの日として制定したそうです。

惟喬親王が漆の技術を人々に教えたというのは、あくまでもお話ですが、
木地師や漆掻きなどの職人さん達の間では虚空蔵菩薩信仰があり、
木地の傷などを埋める漆パテ「木屎(こくそ)」は、「虚空蔵」からネーミング
されたという説もあります。


今年の春、京都大原へ惟喬親王のお墓参りに行ってきました。
宮内庁の陵墓参考地になっています。
同じく大原には、惟高親王に仕えた人の子孫と称する久保氏が祀った
江文神社もあります。


江文神社のご祭神は、惟喬親王ではなくて、
「倉稲魂神・級長津彦神・軻過突智神」でした。
ひらたく言えば、お稲荷さん、風の神様、火の神様。
なんだか、金属精錬をする人たちが祀りそうなご祭神ですね。


4月9日でしたが、京都市内よりも桜の開花が一週間ほど遅いせいか、
観光客はほとんど見かけず、
ゆったりと、満開の桜と惟喬親王関連遺跡を満喫できました。
















さて、翌月開講日のお知らせです。
年末をお休みにしますので、第一・二・三週目の開講となります。

<金曜日> 
 12月6・13・20日

<土曜日> 
 12月7・14・21日

9:30~12:00の開講となります。


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<おしらせ>
教室を運営している「工房 ぬり松、」が、
東京・銀座で展示会開催中です。
11月20日まで。
工房ぬり松、ブログ